人々の暮らしを変革する
イノベーションの渦を起こしたい
今、社会における電力エネルギーの在り方が変わりつつあります。
電力の非化石化が世界の潮流となり、各地で起きる地震・津波・豪雨などの自然災害は、海岸近くに立地する一極集中の発電所のリスクに警鐘を鳴らしています。電力が一方通行で供給されてきた時代は終焉を迎え、分散し、地域のエネルギーは地域で創る、それも太陽から電力を作り、地域の人や施設に安価で融通し合う社会が到来します。
私は今から35年前、パキスタンのカンコイ村(無電化村)で120戸の蓄電池付太陽光発電による村落電化プロジェクトに取り組みました。太陽エネルギーによる電力の「地産地消」は村人に多くの夢と希望をあたえました。
我が国には「少子高齢化」と「地方の過疎化」という大きな課題があります。その解決手段の一つとして、電力のスマートシティ構想があります。
その構想は、太陽光発電による電力の地産地消です。地域で消費する電力は地域で創り、その小さな発電所が一つの仮想発電所(VPP)として、互いに電力を融通し合う。その結果、地域に雇用が生まれ、お金が地域で循環します。その電力ネットワークは情報のネットワークとなります。地域の全ての電力機器はIOT・ブロックチェーン技術と繋がり、AIと融合し、様々なコンテンツサービスが実現できるでしょう。その様なコミュニティでは、多くの若者が集まり、地域経済圏が形成されていきます。
全国のいたるところに「スマートシティ」・「スマートコミュニティ」が広がり、活性化し、日本全体が元気になる。それこそが私たちが見たい、創りたい、安心・安全な未来の姿です。それを自らの手で実現するという決意を込めて、私たちは『共生と創造』を社是として掲げているのです。
代表取締役 手塚 博文