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• 飛騨地方（北部）

  飛騨地方は日本アルプス山脈の一部を含む山岳地帯であり、内陸性の気候が特徴です。特に冬の寒さが厳しく、積雪量も多いことで知られています。この地域は以下の特徴があります。

  冬季の積雪量が多い
  北部の高山や白川郷では、12月から3月にかけて多量の雪が降り積もります。

  冷涼な夏
  標高が高いため、夏でも涼しく過ごしやすい気候です。避暑地として人気のエリアです。

  大きな日較差
  山間部のため、昼夜の気温差が大きく、冬は特に放射冷却現象が強く、夜間の気温が氷点下に下がることがよくあります。

• 美濃地方（南部）

  美濃地方は岐阜市や大垣市を含む平野部で、太平洋側気候に属します。この地域は四季がはっきりとしており、飛騨地方に比べて温暖な気候です。しかし、季節ごとの特徴がはっきりしています。

  夏は非常に暑い
  美濃地方は夏に高温多湿となることが多く、特に岐阜市や多治見市は日本国内でも最高気温を記録することがあり、40度を超える日もあります。

  冬は比較的温暖
  飛騨地方に比べて冬の冷え込みはそれほど厳しくありません。ただし、内陸部であるため、寒さはやや強く、朝晩は冷え込むことがよくあります。

  梅雨と台風
  6月から7月にかけて梅雨の時期があり、この時期には湿度が高くなり、降水量も多くなります。秋には台風が影響を及ぼし、大雨になることがあります。

岐阜県全体としては、内陸性気候と山岳気候の影響を受け、気温の変動が大きい地域です。また、南北で気候が大きく異なるため、季節や場所によっては同じ県内でもまったく異なる風景や気象条件が見られることが特徴です。